代表あいさつ

Greeting

2011年3月11日に発生した地震と津波による東日本大震災は、大津波によって多数の尊い生命を奪い、広範な地域の生活の場が瞬時に崩壊しました。更に、震災後の避難所・仮設住宅生活において、多くの高齢者の不健康状態や種々の疾病の悪化、いわゆる不活発病が今なお大きな問題となり、2011年4月に大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT)が結成されました。
また東日本大震災以降、近隣県においては2016年4月の熊本地震、2017年7月の福岡北部豪雨災害により、多くの方々が避難を余儀なくされ、生活に支障をきたされたのは記憶に新しいところです。
このような経緯のもと、鹿児島県におきましても、これら全国規模の動きに連動し、大規模災害時にDMAT・JMAT(日本医師会災害医療チーム)等との連携の下で適時適切に支援活動に参加できるような素地づくりを行うために、平成30年5月7日に鹿児島県災害リハビリテーション推進協議会を発足しました。
発足以来3年間に研修会、意見交換会、災害派遣協力アンケート調査等を実施してまいりました。
日常業務ご多忙の中でも多くの方々の参加、協力をいただき心より感謝申し上げます。

当会の活動目的は

1) 大規模災害時リハビリテーション活動の普及並びに啓発に関する事業
2) 大規模災害時リハビリテーション活動に必要な研修事業
3) 協力医療機関及び協力員のネットワーク事業
4) 大規模災害時の直接支援活動

を上げています。

この度、多くの方に災害リハビリテーションを知っていただき、参加していただくために、ホームページを開設するする運びとなりました。
災害時リハビリテーションの啓発活動、スタッフ育成を積極的に進めてまいります。
併せて、他県への被災時派遣の前に、当県での災害発生時の県内連携体制の構築に向けた活動、コーディネート機能の確立に向けた活動も進めてまいります。
皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

鹿児島県リハビリテーション推進協議会

代表 下堂薗 恵
/鹿児島大学リハビリテーション医学